友達や大切な人を失う前に!怒りの感情をコントロールする方法

では、この恐ろしく、私達の原始的な感情である“怒り”を、どのようにして、コントロールしていけば良いのか。

この点について、お話をしていきたいと思います。


まずは、距離を取ります。

自分の感情に対して距離を取るというのも、変な気がしますが、この感覚が、すごく大切です。

自分の感情なのですが、それをちょっと離れた所から、冷静にみる。

これが感覚としてつかめるようになる事です。
そして、自分の怒りの感情が、今、どういった動きを始めているのか。

瞬間瞬間で、つかめるようになる事。

そうすると、今、急激に感情に動きが起こっている。
この状態だと、爆発するかもしれない。
では、何か、抜き部分を作らないといけない。

どこかに、抜けるようにしないと、すぐに爆発してしまうかもしれない。

このように感じながら、他人事のように見ながら、爆発する前に、感情の抜きを作り、対処をしていく。

爆発したら、暴走をしてしまいますから、爆発する前に、どれだけ対処できるのかが、重要になってきます。

抜きとは、冷却するとか、濃くなっている味に、水などを足して、薄める。こういった事を行なう。
そういったものを、抜く。
といったような表現をつかって、今、説明しています。


このような意識を持つ事が大切で、あまり自分の怒りの感情について、考えてこなかった人とお話をしていると、こういった感覚をもって、自分の怒りの感情と向き合っている人は、かなり稀である事が分かってきます。

まず、知っておくべき事は、自分の怒りの感情というものは、そういった生易しいものではない。
意識していないと、暴走をしてしまって、何もかもをぶち壊す。そういった恐ろしいもの。
これを知る事が、本当に大切。


特に、人との関係を、今までに怒りや暴言というもので、失った事がある人には、かなり重要に考えて意識をしていかなければなりません。

そうしないと、また同じ道を歩いてしまいます。
怒りなんて、自分でどうにでもできるから、意識なんてしない。

確かに、意識するまでもなく、そういった感情のコントロールが出来ている人は、存在します。

ただ、それが良い意味で出来ている人は、かなり数が少ない。

情緒が安定している人。

こういった人が、良い意味で、出来ていると考えています。自分を必要以上に、回りに適合させようとしている人。

こういった人は、出来ているとは言えないと思っています。

ただ、過剰適合になっているだけ、自分の意思表示ができないだけ、自分を見せていないだけなので、これは、自分でコントロールできているうちには、入らないと思います。

もっと言えば、過剰適合になっている場合、怒りの感情を出さないけれども、他の感情も出しません。

つまり、自分の感情を表現できない状態なのですから、怒りの感情が出ないのは、出さないのではなく、出ないと考えた方が良いわけです。

このように、怒りの感情というものをイメージしておくと、その扱いの難しさが良く分かると思っています。

私も未だに、この怒りの感情には、苦戦をする場面が多々あります。

そして、時に抑えられなくて、とんでもないトラブルになりそうになる事は、数えられません。

特に、私としては、若い頃のこの感情が、激しすぎて、どうにも止められなく暴走をしてしまう事が、あまりに多すぎました。

ですから、トラブルにならないわけがありません。
当然のごとく、トラブル三昧になります。

暴走をした感情を、同じように暴走をしている相手に、ストレートにぶつければ、お互いに大爆発を起こしてしまって当然なのです。

そうなると、止まりません。
お互いに傷つけあったり、罵詈雑言を浴びせあったり、それで終わるかといえば、そうではありません。

今後は、その間には、憎しみという感情として、残ってしまう事があり、こうなると、憎しみという感情は、簡単に消す事ができない深い感情なので、悪い関係が、長年続いてしまいます。

その大元になっていた感情が、この怒りの感情だったわけです。

今になり、人間の仕組みというものを数多く知り、それをこのように、文章化する事ができるようになってきた、現在になると、良く分かります。

私があれほど、若い頃に、日々、トラブルになっていた多くの原因は、この“怒り”の感情の取り扱い方について、あまりに無知であり、意識できていなかったからです。

その頃は、こんな事も、思っていました。

自分の事なんで、自分でどうにでも決める事ができて、自分は、その決めたとおりの考え方を持つ事ができる。

自分なんて、コントロールするのなんて、簡単すぎる事。

空気を吸う事と同じレベルで、当たり前にできて当然。
できない方が、おかしい。

これぐらいに考えていました。

しかし、今になってみると、はずかしいぐらいの未熟な考えだなと思います。

こんなにコントロールする事が、難しく、訓練された意識が必要とされるものだとは、ちゃんと認識できるようになるまでには、かなりの年月が必要でした。

やっとです。最近になって、なんとなく、出来る事がある。程度のレベルですが、やっと意識できるような感じです。

では、怒りの感情は、どういったイメージであるかととらえるのか。この話に入ります。

まず、怒りの感情は、自分のものであるようでいて、まるで自分のものではない。

自分からは、離れているものだと思った方が良いです。
そう考えると、簡単に動かす事ができる。

この考えを捨てる事ができると思っています。

そして、自分の言う事は、簡単には聞いてくれません。
扱いづらい性格だと思った方が良いです。

特に、ひとたび、機嫌を損なえると、私達自身にも攻撃を向ける。

そういった扱いづらい性格を持っていると認識しなければなりません。

そう捉えると、ちゃんと、怒りの感情の動きについて、目を光らさなければならない事が、分かると思います。

従順で、こちらの言う通りに動いてくれるもの。そう思っているから、いざ、暴走をはじめた時に、とまどってしまうのです。
元々、手につけられないような扱いづらい性格を持っていると思えば、日々の動きを見なければならない事が分かってきます。

そして、この怒りの感情は、一体ではない。

一体だと思っているから、暴走が始まった時に、どうにかすれば、抑えつける事ができるだろうと思っているのだと思います。

これは、複数体あると思った方が、より的確です。3 体以上あるようなイメージを、私は持っています。

だから、それが一気に大暴走すれば、私は抑える事ができないと感じています。

だから、そうなる前に、ケアをしないと、たぶん、私の場合は、大トラブルになります。大暴走をしている、この 3 体を同時には、私には止められません。

そして、私自身が止められないのですから、回りの人が止められるわけがないのです。

そうなると、失うものは多いです。
そして、得るものはありません。
ただ、失うだけです。

だから、日々、この怒りの感情については、その動きを、ちゃんとチェックしておく必要があるのです。
イライラしてきたな。そう思ったら、それは、どこから来ているのかを知っておく。

少なくとも、検討ぐらいはつけておく。

身体の疲れから来ているのか、精神的な疲れからきているのか。睡眠は足りているのか。休みは足りているのか。

最低でも、このラインについては、チェックしないといけません。


一体、何が原因となるのかは、わかりません。

だから、最低でも、自分の体調チェックは、必要だと思っています。同じ事柄がおきても、体調が万全の時と、体調が不良の時では、感じ方が、全然違います。

そこで出来る事は、まずは、体調管理。

そして、もし、体調が不良ならば、今、自分は体調が不良なので、このタイミングで、何か自分にとって、不快だと感じる何かが起これば、怒りの感情が、暴れやすい状態になるから、注意が必要だ。

このように、認識しておく事です。
これが、かなり強い予防策になります。

後は、内部と外部の、何かしらの原因が交わって、動き出します。

だから、その時の感情の動きを見ながら、これは、やばそうだと思ったら、その場所から離れる。
その人との会話を切って離れる。
など、出来る限りの事をやっていく。
その場に、居るのは、得策では無い事が多くなります。

何か、トラブルが起きる前には、お互いに、その場から離れられないような、状態になってしまう。

そして、お互いの言葉を浴びせ続け、徐々に感情がヒートアップしていく。だから、その場に、居つかないという考えなどを持っている事が大切です。

まずいと思ったら、その場から離れる。

これも、一種の訓練です。

話し合いが必要な時に、こればかりを繰り返していると、すぐに逃げる人。
という印象も持たれてしまいますので、自分にとって都合が悪い時と、自分の怒りの感情が悪い方向に、動きそうな時。

こういった差別化は、自分の中で、できるようにならないといけないと思います。

ただ、その場所から、居なくなれば良いというものではありませんので、この点には、あらかじめ注意が必要かと思っています

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