心が安定している人はなぜネガティブな感情を持たないのか?

心が安定している人は、あまりネガティブな発想を持つ事が少ないです。なぜ、安定状態にある人は、ネガティブにならないのか。

ここでは、感情の正体を知ると、理解しやすくなります。

不安というのは、基本的に、感情としては、イライラの感情がベースだと考えられます。
何か漠然とした不安やら、この先、どうなるのかといった先の見えない不安。

そして、そういった不安から、何も分からない。

じゃあ、どうしたら良いんだ。
というイライラとした感情が起きます。

人間の中での感情では、怒りという感情は、表に出すのが簡単な感情の一つです。

だから、こういった不安を抱える時に、自然と怒りという感情が出やすくなる。

不安、不満、思い通りにならない、計画からずれた、理解ができない、こういった事があると、もっとも簡単に動き出す感情が、怒りの感情なわけです。

そして、厄介な事に、怒りの感情は、私達から、冷静な判断を奪っていくのです。

特に冷静に考えていかなければならないような事態の時に限って、怒りの感情は、それを邪魔して、怒りの感情で満たそうとする。

もう少し、この怒りという感情について考えてみます。

この感情を理解する事は、すごくあなたの心を落ち着かせたりする場面で役に立つからです。

私達が、最初に感情を表現する時。
つまり、生まれた瞬間の赤ちゃんの状態の時です。この時に使われると、考えられてる感情が、“怒り”となっている感情です。
それが、泣くといった行動で表現されます。

そして、それを聞いている回りの人が、何をして欲しいのかとか、何を求めているのかを探ってくれます。

その役割をしてくれる最初の人が、母親です。

女性との関係が上手く行かない男性で、女性に対して、強く母親の役を求めてしまう人がいます。

これは、まだ未熟だという事が関係しますし、何もかもを読み取ってくれる、ある種の究極の女性を求めているのです。

ただ、そんな女性は、この世の中には、小さい時の自分の母親以外には、存在しないので、実質的に無理な要求となります。

適う事がない女性像を、女性に求めるのですから、女性は、離れて行きます。

このように最初に私達が行なう感情表現は、怒りであった事が分かってきます。

最初は、それですべての感情を表現していたわけです。
とりあえず、怒りという形で表現をしてくれれば、すべてが適った。
そこから、成長するごとに、私達は、人と円滑なコミュニケーションをとるために、色々な感情を、自分の中で、コントロールして、表現をするように訓練していきます。

そして、より成長する事で、適切な感情表現ができるようになります。

ただ、ここで人と円滑にコミュニケーションが取れるぐらいまで、感情表現が育っていないと、そこに人との摩擦が起きます。

相手が求めている感情と、こちらが提供している感情の食い違いが出たりしてきます。

分かりやすい、コミュニケーションがヘタな男性の話をします。

人との間で、摩擦が起きたりすると、感情表現が上手くコントロールできないために、もっとも簡単に使う事ができる、“怒り”を使ってしまうのです。

怒りという感情表現をつかって、自分の思い通りにしようとします。

結果、人とのコミュニケーションが上手くいきません。

何かあると、すぐに怒る人というのは、あなたの回りにもいると思います。

こういった男性は、人と良いコミュニケーションを、築けるまでのレベルの、感情表現をコントロールできるような状態にまで、成長していなかった。

このように考える事ができるのです。

成長する事が、できていないと、もっとも使いやすい感情である怒りを使ってしまうわけです。

そのように考えると、すぐに怒りという感情表現を使ってしまう人というのは、未熟である可能性が高くなります。

情緒を安定させるためには、この怒りという感情表現を、ほとんど使う事なく、相手の事を理解したり、こちらの考えている事を理解してもらったりするようにします。

そうする事で、お互いに安心した付き合いができるからです。

この訓練をしていかないと、ついつい一番楽な感情である怒り。これを使って、何でも解決させてしまおうと考えてしまいます。

単純な感情を使えば、それを使われた方も、単純な感情を使ってこようとします。

これが、ケンカになります。

関わる人とケンカばかりを繰り返してしまう人のメカニズムとは、こういった所にあるのだろうなと、私は考えるようになっていますし、よくケンカばかりしている人を見ていると、やはり、感情の使い方が、訓練されていないと感じます。

原始的とすら言えるのが、この怒りの感情で、人との間に良いコミュニケーションを構築したいのであれば、どれだけ、自分の中で、気を緩めると顔を出してしまう、この原始的感情を、コントロールする事ができるのか。

自分の中で、他の感情表現を育てていくのか。
ここが重要になるわけです。

気をつけないと、すぐにこの感情は、前に出てきます。
そして、人との関係を壊してしまいます。

こういった理由があり、怒りという感情については、その仕組みを良く知っておいた方が良く、上手くコントロールする必要が、最も単純で、もっとも表に現れやすい感情である事が分かります。

そして、その怒りの感情を自分の中でコントロールする事が、かなり難しい事も分かってきます。

あなたが、すごく愛している女性がいます。
感情としては、愛情という感情が、もっとも強い状態だとします。

しかし、あなたは、感情を上手くコントロールするという意識を持っていませんでした。
二人の間に、お互いに対する不満が出ました。
そこで、女性が言葉選びでの、ミスをしました。

それは、あなたの中では、言ってはいけないと考えている言葉でした。そこで、あなたの感情は、操作不能となりました。

その状態になった感情は、暴走をし始めます。

もう、お分かりかと思いますが、この暴走している感情は、怒りという感情を表現し、暴れまわります。

女性を傷つけてしまう暴言が、次々に飛び出してくる。

その間、感情をコントロールする事ができませんし、それの訓練を、してこなかったために、どうしたら良いのかも分からない。

ただ、怒りの感情が収まるまで、暴走をさせるしかありません。

やっと暴走が収まった時。

男性側の女性に対する、感情の中で、もっとも多くの割合を示しているものは、愛情です。この点には、変わりはありませんでした。

しかし、女性にとってみたら、目の前の男性は、怒りの感情に支配されて、言葉の暴力を浴び去られ続けて、自分を激しく傷つけました。

あまりに凶暴化した、この感情を目の前にして、怖いという感情を持ってしまった。

女性の中では、距離を取りたい男性という立場に変化をしていった。

女性は、しばらく時間が欲しいという。

そして、女性の中では、愛情という感情よりも、恐怖という感情の割合が、圧倒的に高くなってしまった。

そうなれば、この二人の間の関係は、終わりになります。

怒りという感情は、たとえ、ちょっとの間でも、女性に向かって暴走をすれば、関係を壊してしまう、怖い感情なのです。

女性との関係が壊れてしまう、一つの大きな原因となるのが、この感情。


だから、私達は、この感情を、コントロールできるようにならないと、今後、さまざまな、トラブルに発展する可能性があるのです。

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